遺品整理トラブル12の事例と対策を紹介!悪徳業者を回避する方法!

ボードを指し示す女性スタッフ 遺品整理

遺品整理業者にまつわるトラブルの話は、あなたが思っているよりたくさんあります。
この記事では、遺品整理に関するトラブルと対策方法などを中心にご紹介しています。

遺品整理でトラブルがあるのは、いくつか理由があります。
もちろん、本当に業者が悪徳である場合もありますが、比較的多くのケースとして、依頼者側と業者の意思疎通がしっかり取れていない、という場合もあるのです。

遺品整理では、次のような理由からトラブルやクレームが多いと言われています。

  • 業界が未成熟で、様々な法律、商習慣などルールの整備が未発達。
  • 依頼者が業務の内容を明確にしにくいこと
  • 依頼内容は全てケースバイケースであること
  • 依頼者が不慣れであること

これらの事について、実際の事例や対策方法を見ていただくことで、あなたがトラブルに巻き込まれないように参考にしていただきたいと思います。

※この記事でご紹介しているトラブルは、総務省の調査や消費者センターなどに寄せられたクレームやトラブル事例から抜粋してご紹介しています。

この記事でわかること
・遺品整理のトラブルの種類
・トラブルの解決方法や未然防ぐ方法
・良い業者さんの選び方

遺品整理の費用についてはこちらが読まれています>遺品整理費用を詳しく解説!

1.遺品整理業者のトラブル事例①不当見積もり

見積もり書を出す悪徳業者

最初にご紹介するのは、不当に高額な見積もりを受けたトラブルです。

遺品整理はまだまだ一般的な仕事とは言えず、そのため相場をご存知ない方も多いです。

また、この料金が不当かどうか判断しにくいという点も、問題を難しくしていると思います。

世の中の全ての家で、全く同じ条件の家はあり得ません。

ですから、例え業者さんのホームページやパンフレットに
2LDKで〇〇万円
などの参考価格が表記されていたとしても、あなたの家がまったく同じ条件ではないわけですから、当然その料金とは限りません。

もちろん、同じ2LDKのお宅はたくさんあると思います。

でも、全く同じ広さ、全く同じ家具や家電の量、全く同じ立地の家は基本的にあり得ません。

そのため、参考価格はあくまで“参考”でしかなく、
「お宅の場合はこれくらいかかります」
と言われてしまえば、詳しくない方にとっては「そうなんですね」と言うしかないと思います。

こんなことから、高額な見積もりを提示する業者もいるということです。

不当に高額な見積もりに対する対策

見積書

高額見積もりに対する対策は、相見積もりしかありません。
あなが遺品整理を何度か依頼した事があったり、業界に精通した人でなければ、どんな項目にどれだけ料金がかかるのかは分からないと思います。

仮に業界団体や詳しい人に確認したとしても、
「ケースバイケースなので見積もりと現場を確認しないと何とも言えません」
という回答しか出せないと思います。

そのため、正当な相場かどうかを確認するには、相見積もりを取るしか方法がないのです。

不当な高額見積もりを回避するには、必ず複数の遺品整理業者さんに見積もりを依頼するようにしましょう。

2.遺品整理業者のトラブル事例②高額な追加請求

追加費用のイメージ・現金と電卓

高額な追加請求もトラブルとして何例も報告されています。

遺品整理の作業中に、

「想定していない品が出てきた」
「想定外の作業が発生した」

このような理由で、どんどん追加料金が発生するという事例もあります。

総務省の遺品整理に関するトラブル報告書の中にも「作業中につど処分費を現金で請求された」という記載もあり、現場で「どうする事もできない」状態の依頼者に付け込んだ、悪質な追加請求と言えます。

ちょっと想像してみてください。

あなたが依頼者です。今、現場にいるとします。

作業は中盤です。あなたのおかれた状況は次の通りです。

  • あなたは遠方から親の遺品整理のために来ており、今日中に帰らなければいけない。
  • 必要な遺品はすでに除けてあるので、あとは全て処分してもらう予定。
  • 賃貸住宅なので、早く整理を終わらせて解約したい。

さて、こんな中で

「これを処分するなら追加で〇万円ですけどどうされますか?」

作業中にこう言われたらどうしますか?

置いておくわけにいきませんし、時間もありません。
そんな状況ですから、「お願いします」と言ってしまうと思います。

もちろん、業者側に悪意も過失もなく、依頼者であるあなたも見積もり時点では気が付かなかったというケースもあると思います。

しかし、悪意ある業者の場合、仕事を受注するために見積もり段階では安くみせかけ、後から追加料金を請求するというトラブルもあるのです。

不当な追加料金に対する対策

ポイントを示す女性

後から発生する追加料金に対する対策は、事前にしっかりと見積もりをもらう方法が一番です。

そして、契約前に追加料金についての説明を受けておくことが必要です。

優良な業者さんですと、そうした見積もり漏れによる追加費用は一切請求しない、としている業者さんもあります。
あくまで見積もり段階で見抜けなかった自分達の過失であり、お客様に非はないという姿勢です。
そんな業者さんもいらっしゃいます。

しかし、だからと言ってそうでない業者さんが全て悪徳という訳でもありません。

いずれにしても、契約前にしっかりと追加料金に関するすり合わせが大切ということなのです。

3.遺品整理業者のトラブル事例③高額なキャンセル料

驚く女性

高額なキャンセル料を請求されてた!という事例もいくつも報告されています。

事例をご紹介します。

見積もりをもらい、3日間の作業で37万円という金額だったが了承して契約した。しかし後日別の業者さんで20万円という見積もりが出たため、キャンセルを申し出たところ、キャンセル料として17万円の請求をされた。
事前にキャンセル料について説明されておらず、納得できない。

見積もり無料という業者さんに見積もりを依頼し、内金を2万円支払った。後日事情がありキャンセルを申し出たが、内金が返金されない。実施予定は2ヶ月も先なのに、理由はトラックの手配や手間賃と言われた。

高額なキャンセル料への対策

キャンセルは業者も困るイメージ

キャンセル料は、「当日以外は不要です」という優良な業者さんもあります。
他にも当日は〇%、2日前は〇%、などと決まっている会社もあります。

もちろん、キャンセル料はあって当然だと思います。
業者さんからすれば、当日のスタッフの確保や、トラックなど車両のレンタルも必要です。
また、その依頼のために他の依頼を受けられないというケースもあるでしょう。

ですから、キャンセル料は基本的に必要という意識のもと、契約前にキャンセル料についての内容確認をすることが大切と言えます。

4.遺品整理業者のトラブル事例④買い取りしてもらえない

noのイメージ

遺品の買い取りをお願いしたかったのに、そもそもサービスとして行っていない業者さんもあります。

買い取りには古物商許可証が必要となります。

この許可証の取得はそれほど難しい物ではありませんが、規模の小さい業者さんや創業間もない業者さんの場合、保有していないこともあります。

もしあなたが遺品の買い取りもセットでお願いするつもりだったとしたら、古物商許可証を持った業者さんに依頼することが必要です。

遺品の買い取りをしてもらえない場合の対策

古物商許可証

このケースも、やはり契約前の事前打合せが重要となります。
見積もり段階で、買い取りを希望していることをしっかりとお伝えしておきましょう。

もし、買い取りは希望するけど対応できない業者さんに依頼しなければいけない場合は、自分達でリサイクルショップや専門店に持ち込む事もできます。

また、最近はインターネットで申込をして、郵送で査定してくれるサービスもありますので、そうした業者さんを利用しましょう。

5.遺品整理業者のトラブル事例⑤低すぎる買い取り価格

安い査定のイメージ

遺品の買い取りはしてもらえるものの、不当に安すぎる査定をする業者さんもいます。
5万円で買い取ってもらった遺品が、後日オークションで200万円で売られていた!なんて事例も。

このような低すぎる買い取り価格というケースでは、次の2パターンがあり得ます。
①悪意を持って安い金額で査定する。
②買い取りに不慣れで適切な査定ができない。

①の場合は問題外です。とは言え②との違いを見極めることは困難です。

遺品整理業者さんの中には、リサイクルショップや質店が兼業でやっている所もあります。
そうした業者さんであれば、かなり正確な査定ができると思いますが、そうでない業者さんの場合、遺品の種類によっては適正な価格を付けられない場合もあります。

買い取り可能な遺品は、家具、家電、スマホやPCなど、着物、骨董品、趣味の物や収集物、貴金属、ブランド品、その他と多岐に渡ります。

そのため、業者さんによっては得意不得意な分野があるのです。

低すぎる買い取り価格への対策

まずは、買い取りしてもらいたい希望を事前に伝え、それが可能な業者さんに依頼するということが必要です。

買い取りに対応しているか、古物商許可証を持った業者さんかどうかをしっかり確認してから契約しましょう。

そして、事前に査定してもらえるのであれば、正式な契約の前に見積もりをもらうと良いですね。

その上で、遺品整理業者さんに買い取っていただくか、自分達で買い取り店に持ち込むか判断しても良いと思います。

買取店

どうしても買い取り価格に不満がある場合は、自分で専門店に持ち込むことが最も間違いない方法です。

しかし、小さな物であればともかく、大型の家具や家電を自分達で運び、査定していただくのはそれだけでも一苦労です。

また、持ち込んだ品が必ず買い取ってもらえるとは限りません。
中には査定金額が付かず、無料引き取りだけになる場合もありますし、最悪の場合は引き取りも拒否される場合があります。

そうなった場合は、本当に骨折り損のくたびれ儲けです。

こればかりは自分達では正確な価値が分からない以上、「運」の部分もありますので、かかる手間と天秤にかけて決めるようにしてください。

6.遺品整理業者のトラブル事例⑥作業時間が予定以上に長い

時間を気にする女性

作業時間が想定より長い場合もあります。
このトラブルについては、事前の見積もり金額が変わらなければ費用的にはそれほど問題となることはありません。

しかし、次のケースでは問題になる場合もあります。
・依頼主の立ち合いが必要で、予定外に長く現場に拘束された。
・賃貸住宅の場合、引き渡しの期日が迫っていて困る。
・作業員の車両が家の前を塞ぎ、近隣の住民に迷惑をかけた。

このように、料金自体は変わらなくても、色々と弊害が出ることもあります。

作業時間が長いことに対する対策

作業しているイメージ

経験豊富な業者さんに依頼する。
作業時間についても事前にしっかりと打合せと確認をしておく。

この2点に尽きると思います。

実際の作業では、業者さんがどれだけ一生懸命やっても、想定外の作業やトラブルで時間がかかることはあります。

もちろん、プロですからそんなことも見越して作業時間を設定するものですが、それでも予定外の時間がかかってしまうことがあります。

基本的に、業者さん側は「出来れば早く終わらせたい」と思っています。
わざと長引かせることはメリットにならないからです。

ですから、この問題についてはあまり神経質にならないように、あなた自身も時間にはゆとりを持っておくと良いと思います。

予定通りの時間で終わったとしても、「早く終わったね」と思えるくらいゆとりを持っておきましょう。

7.遺品整理業者のトラブル事例⑦捨ててはいけない物を捨てられた

残しておきたい大事な遺品を誤って処分されてしまった。そんなトラブルもよくあります。

遺品整理のサービスは、遺品の仕分けや捜索もサービスの一環です。

しかし、どうしても見つけられない物があったり、スタッフに
「〇〇という物があるハズなので見つけたら除けておくように」
といった指示がしっかり行き渡っていないこともあります。

もちろん、話は聞いていたけど「面倒だから」と、ロクに探しもしないでポイポイ処分してくのは論外です。

しかし大抵の場合は、

探したけど見つからなかったもともとなかったスタッフの連携不足

このどれかが理由です。
悪意を持って捨てることはよほどないと思います。

捨ててはいけない物を捨てられることの対策

必要不要の仕分け

自分達で事前に探して除けておく。これが一番間違いない方法です。

基本的に丁寧な仕分け作業や捜索をしてくれる遺品整理業者さんが多いのですが、それでも「片付け作業」が基本であることは間違いありません。

そのため、作業中に間違って処分してしまったり、破損してしまう可能性はゼロではないのです。

ですから、一番の対策は自分達で事前に除けておく

これが間違いない方法だと思います。

8.遺品整理業者のトラブル事例⑧処分してもらえない物がある

ストップする女性

遺品整理業者さんに限らず、不用品の回収サービスもふくめ、処分してもらえない物がいくつかあります。
これはルールとしてそうなっているためであり、トラブルとは言い難い場合もあります。

代表的な物としては、
液体類、医療品、その他危険物です。
また、人体や動物の一部、または死骸や遺骨も引き取ってもらえません。

処分してもらえない物があるときの対策

遺品整理業者さんに全てお願いする場合は、事前の確認が重要です。

中には「どんな物でも引き取って処分します」という業者さんもありますが、法律上できないもの出来ません。

かならず事前に確認するようにしましょう。

もしどうしても遺品整理業者さんが処分できない物があれば、代わりの業者さんをご紹介いただくか、自分で不用品回収業者さんなどを探して依頼しましょう。

9.遺品整理業者のトラブル事例⑨遺品を不法投棄された

不法投棄

あってはならないトラブルですが、実際にこのような話もあるのです。

遺品整理業者さんは回収した不用品の処分費を浮かすために、河川敷や山中に不法投棄するケースがあります。
最近は随分と減ったと思いますが、遺品整理業者に限らず不用品の不法投棄は実際にある話です。

最悪の場合、依頼したあなたが罪に問われることもありますので、注意が必要です。

遺品の不法投棄に対する対策

産廃業者のトラック

全ての業者さんではありませんが、回収した遺品をどのように処理しているのか見せてくれる業者さんもあります。
そのような丁寧な仕事をしてくれる業者さんに依頼することが、最も間違いない方法だと思います。

また、そこまではしなくとも、ちゃんと必要な資格や許可を持っているかどうかは、契約時点で確認するようにしましょう。

民間の家から出た不用品は、運搬や処理に一般廃棄物収集物運搬業許可という許可が必要です。
ときどき、産業廃棄物収集運搬業許可があるから大丈夫、とする業者がいますが、一般家庭から出た不用品は産業廃棄物ではありません。

ただ、一般廃棄物収集運搬業許可は、市町毎に取らなければいけないのと、なかなか簡単には許可が下りないために、持っていない業者さんも多くいらっしゃいます。
その場合は、ちゃんと許可を持った別の業者さんに委託することで問題はありません。

まとめますと、

  • どのような処理をしているかを確認すること。
  • 必要な許可を持っているかを確認すること。
  • 許可がない場合はどのような対応をするのか確認すること。

以上の確認をきちんとすることで、トラブルを事前に回避できると言えるでしょう。

10.遺品整理業者のトラブル事例⑩遺品の盗難

タンス預金

遺品の盗難もよくあるトラブルの一つです。
特に、へそくりは家族に秘密の場合が多いので、そもそも無くなったことにも気が付かないでしょう。

ある遺品整理業者さんによれば、現金や貴金属などの貴重品が出てくる確率は、ほぼ100%だそうです。

いくら立ち合いをしていたとしても、全てに目が行き届くわけではありません。

現金にしても宝飾品にしても、簡単にポケットに入るサイズです。
悪質な業者であった場合、気が付かないうちに盗まれてしまう心配がないとは言いきれないのです。

遺品の盗難に対する対策

自分達で事前にしっかり捜索して仕分けをすることです。

どれだけ優良な業者さんであっても、あってはならないことだとしても、「つい魔が差す」可能性はあります。

本当に有効な対策は、自分達で事前に探して確保しておく以外にありません。

11.遺品整理業者のトラブル事例⑪強引な営業

裏表の顔

遺品整理業者による強引な営業もトラブルとして報告されています。

  • 契約してくれるまで帰らない。
  • 契約を急がせようとする。
  • 作業が終わった後にも「まだあるはずだ」と勝手入って引き出しを開けた。

3つ目の例までくると、もはやトラブルというレベルではなく事件ですが、強引な営業によるクレームも実際にあります。

強引な営業に対する対策

どこまでを強引と呼ぶか判断に迷う所もあるとは思いますが、すこしでも不安や心配を感じた時は、すぐに帰ってもらいましょう。

また、詳しくは後ほどご紹介しますが、最初から複数の業者さんに相見積もりを依頼できるサービスに頼むというのも一つの手段です。
こうしたサービスでは、仲介したサービス側の責任にもなりますので、ある程度品質がしっかりした業者さんしか登録されていません。

オペ―レーター

直接依頼するのではなく、こうした紹介サービスを挟むことで、回避できる問題でもあるでしょう。

12.遺品整理業者のトラブル事例⑫雑で乱暴な作業

いくら処分する遺品ばかりだとしても、乱暴に扱って良い物ではありません。

特に遺品は、ただの不用品ではないのです。

大切な人の、大切な思い出がつまった品です。

乱暴に扱われれば、そんな思い出まで雑に扱われたような気がして、ただでさえ悲しい状況の方が多い中、本当に悲しく切ない気持ちになってしまいます。

遺品の整理は心の整理です。

いつまでもおいて置くわけにいきませんので、いつかは処分をしていかなければいけないのですが、そんな遺族の気持ちに寄り添った作業をして欲しいですよね。

雑で乱暴な作業に対する対策

遺品整理業者

こうした雑な作業に対する対策は、残念ながら「良い業者に依頼する」ことでしか防げません。
なぜなら、雑な作業が発覚した時点では、時すでに遅しだからです。

事前の見積もりや、やり取りの中で、本当に優良な業者さんかどうかを見極めるしかないのです。

では、どうやって優良な業者さんを見極めれば良いかと言いますと、複数の業者さんに相見積もりを取る以外に方法はありません。

他には、遺品整理士の資格を持った業者さんを選ぶ事も基準の一つとなりますが、そうした資格は判断材料の一つにはなりますが、資格があれば絶対に優良な業者とは限りません。

そのため、やはり必要なのは、しっかりと見積もりを取り、第一印象や言葉遣い、どれだけの想いで仕事をしているか?などを見極めることが大切だと言えるのです。

総務省:令和2年3月13日_遺品整理のサービスをめぐる現状に関する調査

https://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01hyouka02_200313000139953.html

13.良い業者さんの選び方

安心する女性

ここまで色々なトラブル事例と、対策について解説してきました。

そもそも論で恐縮ですが、こうした色々なトラブルに対する心配は、優良な遺品整理業者さんに出会えれば、何も心配することはありません。

では、どうすれば優良な業者さんに出会えるのでしょうか?

それは、前項でも少し触れましたが、

複数社に相見積もりを依頼する

この方法しかありません。

遺品整理は、目安となる料金は各社提示していますが、実際には荷物の量や種類、立地、環境によって見積もり金額は増減します。

また、業者さんによって基本サービスに含める内容は異なりますで、あなたが必要とするサービスまで含まれた料金かどうかは、しっかり見積もりを取らなければ分かりません。

しかし、そうは言っても

複数の遺品整理業者さんなんて知らない
何社も連絡するのは大変
相見積もりなんて申し訳ない気がする…

そんな心配や悩みを持つ方も多いと思います。

私も独り暮らしだった叔父の遺品整理を経験しましたが、正直大変でした。

ですが、今は複数の業者さんに一括見積を依頼できるサービスがありますので、そうしたサービスを活用することをオススメします。

見積もりは無料ですし、あなたが何社も問合せるなど面倒なことをする必要もありません。

見積りは3社と示す女性

あまり多くの業者さんに見積もりを依頼すると大変!と思われるかもしれませんが、少なくとも3社は見積もりをもらわないと、あなたのケースでの適正価格は分からないと思います。
なぜなら、1~2社ではどちらが適正なのか比較できないからです。

仮に
A社が「思っていたより安い!」
B社が「思っていたより高い!」
このような見積もりが出た場合、安い方にするのが正解でしょうか?

そうではありませんよね。
なぜ安いのか?なぜ高いのか?2社だけでは比較できないのです。

そこ(金額)だけで比較して良いサービスなら、そもそも色々なトラブルは起きません。

ですから、少なくとも3社以上から見積もりをもらうようにしてくださいね。

14.遺品整理業者のトラブルについてまとめ

この記事では、遺品整理にまつわるトラブルと、その対策についてご紹介してきました。
遺品整理には様々なトラブルがあり得るということ、そしてそれぞれの対策や気を付けるポイント。
参考になったのであれば幸いです。

遺品整理は、日本の人口構造を考えれば、本当に誰にでも関係のある話です。
しかし、一生のうちで遺品整理を依頼するのは1~3回程度ですから、慣れている人はいらっしゃいません。

トラブルにあわないように、しっかりと複数の業者さんに見積もりを依頼して、あなたにとって一番良い業者さんに出会っていただきたいと思います。

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