失敗しない遺品整理業者の選び方を分かりやすく丁寧に説明します。

掃除道具を持つ女性 遺品整理

実家の片付けで遺品整理を業者さんに依頼しようと思っているあなたに、優良でお値打ちな遺品整理業者さんの選び方を解説します。

何も知らずに、万が一悪徳業者さんを選んでしまうと、追加料金等でとんでもない高額請求されてしまう恐れもあります。
最初の見積り時点では、お値打ちな見積りで親切そうな対応なので、信用してお願いしてしまうパターンが多いのです。

ですから、遺品整理を頼む時は、かならず優良な業者さんに依頼するようにしなければいけません。

しかし、どうやって優良な業者さん選べば良いのか分かりませんよね。

結論を先に言ってしまえば、その方法とは、相見積もりを取ることです。

しかし、単純に相見積もりを取るだけでは、どんなポイントに注意して業者選びをすれば良いのか分かりませんよね?

また、簡単に相見積もりを取れば良いと言われても、そんなに多数の業者さんに見積りを依頼したら、その作業だけで大変です。
お願いしない業者さんにお断りすることも、何度も営業の電話がかかってくるのも嫌ですよね。

家電製品や車のように、買いたい物が決まっており、どの店で購入しても商品自体は同じであれば、単純に金額の比較だけで良いかもしれません。

しかし、遺品整理は家によって条件が全く違うため、まさに千差万別です。

相見積もりをすれば良いことも、相見積もりが大切な事もお分かりだとは思います。
しかし、どのようなポイントに気を付けて見積りを確認すれば良いのかを事前に知っておくことが最も大切なのです。

この記事で分ること
・遺品整理業者さんを選ぶポイント
・遺品整理で気を付ける点とは
・失敗しない遺品整理業者さんの選び方

こちらもよく読まれています。>遺品整理費用について

1.遺品整理業者を選ぶ時の、4つの重要ポイントとは

4を持つ女性

早速ですが、遺品整理業者さんを選ぶときに重要なポイントについて解説したいと思います。
細かなポイントについては後述しますので、まずは大事なポイントからご覧ください。

遺品整理業者選定のポイント①見積り

まずはしっかり見積りを出してくれる事が大切なポイントと言えます。
考えられない事かもしれませんが、見積りすらまともに出せない業者さんもいるのです。

見積りについて詳しくは後ほど解説していますが、とにかく

「えっ?この見積りの何を確認すれば良いの?」

という見積りしか出せない業者さんも存在します。
簡単に例をご紹介しますと、
・全て一式になっている
・項目が異常に少ない
・見積り時点で金額が分からない部分は実費となっている
などです。

遺品整理の見積書

遺品整理は、家によって、そして周辺の状況によっても見積り金額は大きく変わってきます。
そのため、正確な見積りには現地でしっかりと確認をする事が欠かせません。
もちろん、急いでいるのでまずは概算だけとお願いすれば、間取りや荷物の量だけでもある程度の見積りを出す場合もあります。
しかし、そうした簡易的な見積りの場合は、あくまで「概算」ととらえる必要があります。

いずれにしても、見積りすらしっかり提示できない業者さんは選ばないようにする事が重要ですね。

遺品整理業者選定のポイント②資格の有無

資格・免許

遺品整理士や、必要な資格を持っているかどうかも大事にしたいポイントです。

遺品整理の業務に、資格は必ず必要な物ではありません。
また、資格があれば必ず良い仕事をするという確証はありませんし、資格がなくても大変良い仕事をしてくれる業者さんもたくさんいます。

とは言え、資格があることで、それなりの知識と経験、実績があることが想定できますので、資格はないよりはあった方が良いと思います。
また、処分品の運搬や廃棄には必ず、一般廃棄物収集運搬許可証や廃棄物収集運搬業許可証などが必要となります。

また、買取をしている業者さんであれば、古物商許可証が必要です。

必要な部分を外部業者さんに委託している会社もありますので、一概にそれらの資格を必ず持っていなければいけないという訳ではありませんが、こうした資格の有無も、その会社を判断する時の基準とすると良いでしょう。

遺品整理業者選定のポイント③サービス内容

サービス内容が網羅されているか?も重視しましょう。
遺品整理と一言で言っても、主にその業務内容は次の通りです。
・遺品の整理や仕分け
・貴重品の捜索
・不用品回収処分
・遺品の買取
・清掃
・ハウスクリーニング
・特殊清掃・消臭
・その他(遺品の供養・お焚き上げ、家屋の解体、車などの買取、リフォーム、不動産仲介など)

以上が代表的な遺品整理業者さんの業務内容になります。

あなたにとって必要なサービスがちゃんと含まれているか?
お願いしたい依頼は料金内か?オプションで別料金がかかるのか?

このように、サービス内容についても遺品整理業者を選ぶ際のポイントとなります。

遺品整理業者選定のポイント④金額

見積りを出す作業員

料金は一番大切な部分ですよね。
金額が適切でお値打ちか?これは最も大切なポイントと言えます。

もちろん、安ければ良いわけではありませんが、できればお値打ちに、かつ丁寧な仕事をしてくれる業者さんに依頼したいと思います。

ただ、遺品整理の仕事は、ある程度基準となる料金は決まっているものの、実際には家によって条件が様々異なるため、適切な料金かどうかは、複数の業者さんから見積りをもらう以外、知る方法がありません。

そしてきちんと訪問してもらい、現地調査をした上で見積りを出してもらう事が重要です。

2.他にもあります。遺品整理業者さん選定のポイント

ポイントを示す女性

ここまで、遺品整理業者さんを選ぶための大きなポイントについて解説してきましたが、
特に重要な見積りについてやその他のポイントについても、もう少し詳しく見て行きましょう。

概算や一式になっていないか?

見積りをもらう時は、その内容をしっかり確認しましょう。
特に〇〇一式となっている場合、何が含まれていて、何が含まれていないのか、しっかり確認する必要があります。

業者さんによっては、細かな内容を記載せずに一式としてしまっている場合もあります。

それが、サービスする為に細かく積み上げず一式としているなら良いのですが、金額をごまかすために一式としている場合もありますので注意が必要です。

また、何が含まれているか分かり難いために、どこまでが料金内で、どこから追加料金がかかるのか不明確な点も問題と言えるでしょう。

もし見積りをもらって「一式」などの記載があった場合は、その内訳を提示してくれるか堂かも確認すべきです。

追加費用について

追加費用について、分かりやすい明確な説明があるかどうかも、遺品整理業者さん選定のポイントです。

遺品整理を進めていくと、思わぬ遺品が出てきたり、予定していない作業が出てくる場合があります。
そうした想定外の物が出てきた時に、どのように追加料金が発生するか、事前に説明があるかも大切なことなのです。

悪徳な業者さんですと、仕事の依頼を取り付けるために、最初に提出する見積りはワザと安く金額を提示し、後から後から追加費用が発生するような方法をとる所もあるそうです。

しっかり調査している様子はあるか?

調べものイメージ

熟練のスタッフであれば、ざっと見ただけで大まかな見積りは可能です。
しかし、遺品整理は単なる不用品の回収処分ではありません。

一つ一つの品に思い出や思い入れがあるのが遺品です。

何でもかんでも処分でいいですね、ではなく、依頼主の気持ちも汲み取って頂きながら整理を手伝っていただける業者さんに依頼したいものです。

そのため、見積りを出すための調査は、しっかりとヒアリングもしていただきながら出して頂けているかどうかも選ぶ基準としたい所です。

言葉遣いや質問に対する回答は丁寧か?

遺品整理業者

これは遺品整理業者さんに限らず、社会人として当たり前の基準かもしれませんが…

言葉遣いや、質問に対する回答が丁寧かどうか?も選ぶべきポイントとしましょう。
当たり前のことが当たり前に出来ない業者さんであれば、どんな仕事をしてくれるかも想像が付くでしょう。

いくらしっかりと受け答えをしていたとしても、専門用語ばかりで何を言っているのか理解できないようではいけません。

ちゃんとお客様に寄り添って、助けになろうという姿勢が見えなければ、良い業者さんとは言えないでしょう。

服装はしっかり整っているか?

遺品整理の仕事は、基本的に肉体労働ですし、綺麗な作業ばかりではありません。
その為、基本的には作業服のスタッフが多いです。
でも、作業着だからといって過度に汚れていたり、だらしない着こなしをして良い訳ではありません。

汚いと古いは違います。
汚れやシミがついているのと、洗っていないのも違います。

作業着であっても、ちゃんと洗濯がされていて、清潔感ある着こなしをしているかどうかは、大切なポイントだと思います。

折り返しの電話やメールの対応は適切か?

メールを確認する女性

ちょっと細かなポイントかもしれませんが、電話やメールの対応が素早く、適切で、丁寧であるかも意外と大事なポイントなのです。

特に現代では、電話ではなくメールで完結することも多い時代です。
つまり、メールも重要なお客様とのコンタクト方法なのです。

これを重視できない業者さんは、それ以外の仕事も心配になってしまいますよね。

電話やメールの対応がしっかりしているかどうかも気にしてみると良いでしょう。
内容は適切か、返信は素早いか、必要な資料などはちゃんと添付されているか、などの項目を確認するようにしましょう。

3.総務省の調査から知る、遺品整理業者さんの実態とは

平成30年9月~令和2年3月に実施された総務省の調査資料がありますので、内容を抜粋してご紹介したいと思います。

この調査の調査対象機関は、消費者庁、環境省、国家公安委員会、経済産業省、国土交通省。
関連調査対象機関は、独立行政法人国民生活センター、41市町村、2関係団体。
そして遺品整理業者さんが69社

以上に対して実施した調査です。

遺品整理業者さんの実態や実情を知る事で、遺品整理業者さんを選ぶ基準を知ることもできるでしょう。

調査した遺品整理業者の分布について

調査に協力していただけた遺品整理業者さんは69の事業者さんとの事で、地域別の社数は次の通りです。

北海道東北関東中部近畿中国四国九州沖縄合計
781388858469

遺品整理サービスの開始時期について

平成8年から平成30年までの期間で、遺品整理サービスを開始した業者数の調査です。

H8H9H10H11H12H13H14H15H16H17
1100102101
H18H19H20H21H22H23H24H25H26H27
213013810610
H28H29H30不明合計
842469

この調査から、全体の75.4%の業者が平成21年以降に遺品整理サービスを開始ししていることから、遺品整理というサービス自体が、ここ10年程前から増えてきたという事が分かります。

遺品整理業者が、現在または過去に行っていた他の事業について

現在も行っている遺品整理以外のサービス

廃棄物処理業ハウスクリーニング運送業建設業冠婚葬祭業便利屋リサイクルショップその他遺品整理専門合計
14954442151269

遺品整理サービスを始める前に関わっていた事業

廃棄物処理業ハウスクリーニング運送業建設業冠婚葬祭業便利屋リサイクルショップその他新規開業合計
14473432141869

この調査からは、遺品整理サービスを始める前から関わっていた事業と、現在も関わっている事業が同じ事業者は37事業者あり、強みを活かしたサービス展開の一つとして位置づけている様子が伺えます。
また、遺品整理専門業者さんは17%(12社)しかいないことも分かります。

依頼者が依頼した事情について

遺品整理サービス業者さんが把握している、「遺品整理を依頼した事情」について、69事業者のうち53社からの回答が次の通りです。

・故人宅の所有形態は持ち家が多い 
16社/53社

・賃貸物件が多い 
12社/53社

・どちらでもない 
25社/53社

・依頼者と故人宅の関係 別居が多い 
44社/53社

その他、遺品整理サービスを依頼した理由については、遠方であるという理由が最も多く、また、多忙・体力的に困難・疎遠という理由も多いそうです。

サービスの提供エリアについて

遺品整理事業者が、どのエリアまで対応できるかについての調査結果です。
・対応可能な都道府県や市町村を限定している業者 
65社/69社

・全国対応可能な業者 
2社/69社

・エリアを特に決めていない業者 
1社/69社

・未確認 
1社/69社

上記の結果から、多くの遺品整理業者さんはある程度営業エリアを決めている所が多いと言えます。

資格や免許の取得状況について

一般的に遺品整理サービスを事業として行うにあたり、必要であったり、所有していた方が良いとされる資格についての状況を調査したものです。
・一般廃棄物収集運搬業許可と、古物商許可を取得している 
27社/69社

・一般廃棄物収集運搬業許可のみ取得している 
7社/69社

・古物商許可のみ取得している 
32社/69社

・どちらも取得していない 
3社/69社

この調査から、必ずしも全ての遺品整理業者さんがそれぞれの許可を取得している訳ではないという事が分かります。
なお、必要な資格を取得していない場合は、資格を有している外注さんと協力して行う場合が多いようです。

一般廃棄物収集運搬業許可に対する遺品整理業者さんのスタンス

・一般廃棄物収集運搬業許可を取得していない業者 
35社/69社

・取得していない業者さんのうち、取得を希望している業者 
21社/35

・取得していない業者さんのうち、取得を希望しない業者 
4社/35社

一般廃棄物収集運搬業許可があれば、自社で廃棄物の運搬が可能になり、依頼者の費用負担を減らす事ができるので取得したいと思っている業者さんが多い(21/35社)一方、「一部の市町村だけで取得しても意味がない」として取得しない業者さん(4/35社)もいるようです。

遺品整理サービスの料金を提示しているか

・遺品整理サービスの料金をホームページやチラシに掲載している業者さん
55社/69社

ほとんどの業者さんが料金を掲載しているが、掲載していない業者さんもあることが分かります。
なお、掲載していない業者さんはその理由として
「荷物の量や立地条件によって料金は異なるため、依頼者に誤解を与えないため」としているようです。

見積書を作成しているか

見積りにあたり、見積書を書面で作成している 
63社/69社

見積りをちゃんと書面で作成している業者さんが多いですが、一部の業者さんでは見積書は発行していないようです。
見積書を発行していない理由については、「依頼者からの希望がない限り見積書は発行していない」とのことでした。

なお、国民生活センターのレポートでは、複数の見積りを取って、事業者を慎重に選ぶべきとアドバイスされていますので、見積りを出してくれるかどうかは重要な選定ポイントとります。

見積りや見積書の作成に料金がかかるか?

見積りを作成していると回答した62の事業者のうち、見積りについての料金は次のような回答でした。
・料金は徴収していない 57社/62社

ただし、徴収する場合として・遠方の場合・見積りが複数回にわたる場合は徴収するという回答(1社)もありました。

遺品整理サービスの金額について

この調査の中で、事業者から提供を受けた実際の見積り75例に記載されていた金額がありましたので、ご紹介します。

金額見積書例の数
10万円以下7
10万円超~20万円以下19
20万円超~30万円以下23
30万円超~40万円以下12
40万円超~50万円以下5
50万円超~60万円以下3
60万円超~100万円以下4
100万円超2
75

遺品整理にかかる費用として、一番多いは20万円~30万円という金額帯という事がわかりますね。
次に多いのが、10万円~20万円です。

契約書について

次に、契約書を作成しているかどうかについてまとめたデータです。
・契約書(見積書で代替も含む)を作成している業者 
43社/69社

・契約書を作成していない業者
24社/69社

・見積書と契約書のどちらも作成していない業者
5社/24社

この調査からは、意外と契約書をしっかり作成していない業者さんが多いことが分かります。
見積書と契約書が合同になっている業者さんもあるとは思いますが、後々のトラブル回避のために、契約書があることは安心材料ともなるでしょう。

ただ、非常に細かな字で注意書きがかかれた契約書もありますので、いずれにしても、しっかりとした説明をしてくれる業者さんに依頼することが一番大切だということですね。

キャンセル料について

契約書でキャンセル料の記述がある業者さんもあるようです。
具体的には、
・依頼者の事情によるキャンセルまたは日次の変更は、
当日キャンセルについては見積り額の40%、
前日のキャンセルについては見積り額の20%など
となっています。

前金・手付金について

前金や手付金その他として、料金の一部又は全額の前払いを求めることがあるようです。

・前金や手付金として前払いを求めることがある
11社/69社

・うち、依頼者が遠方等で作業に立ち会えない場合に前払いを求める業者
4社/11社

・うち、料金が一定額を超える場合に限って前払いを求める業者
1社/11社

・うち、契約内容にかかわらず、必ず前払いを求める業者
6社/11社

少数派とは言え、遺品整理サービスは前払いが必要な業者さんもいらっしゃる事が分かります。

作業時立ち合いが必要か不要か

・原則立ち合いが不要とする業者
14社/69社

基本的には多くの遺品整理業者さんが、作業時の立ち合いを推奨しているようです。
その理由としては、
多くの依頼者が遠方に住んでいるため
多くの依頼が単純な家財の処分だから
などとしています。

ただ、原則立会い不要とする場合であっても、依頼者に対し、手元に残したい遺品の事前の運び出しを依頼した上で、作業前後の写真を撮影して依頼者の携帯電話にメールで送付する、作業後にレポート(「作業完了報告書」等)を作成・送付するなど、依頼者との間にトラブルが発生しないよう対応している事業者もみられたという記述があり、丁寧な業者さんが多い事も伺える内容となっていました。

しかし一方で、国民生活センターのレポートでは、依頼者と業者さんとの間で行き違いが生じ、処分してほしくない遺品が捨てられてしまったという事例もあり、事前の確認が大切としています。

追加料金について

作業中に依頼者、事業者双方が想定していなかった作業などが必要となった場合の追加料金について、見解を確認できた事業者は69社中64社で、次のような回答があったそうです。
・見積りとの相違は事業者側の落ち度であり一切請求しない」
・「追加料金を請求するのは、作業当日に急な作業が生じた場合や事前説明なく処理困難佛が発生した場合に限る」

調査からは、総じて機械的に必ず追加料金を請求するのではなく、依頼者との関係で決めている印象と綴っています。

引用・資料参照元 総務省ホームページ

https://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01hyouka02_200313000139953.html

4.トラブルもある!知っておきたい遺品整理のトラブル9選!

トラブルで悩む女性

優良な業者さんもたくさんいる中で、遺品整理には色々なトラブルの話もあります。

あなたがそうしたトラブルに巻き込まれないように、遺品整理サービスであったトラブルをご紹介します。

遺品整理業者さんを選ぶ時の参考になれば幸いです。

トラブル①強引な勧誘や作業

【事例】
遺品整理の作業が終わったにも関わらず、後日電話があり
「もっと不用品があるんじゃないか?」などと言ってきた。
断ったにも関わらず突然訪問してきて家の中に押し入り引き出しを開けた。

トラブル②遺品を勝手に処分された

【事例】
事前に処分しないように指示してあったにも関わらず、ラジカセやDVDプレーヤー、ゲーム機などがなくなった。
誤って別の作業員が運び出したようだが、遺品の扱いも乱暴で雑であった。

トラブル③雑な作業で遺品の破損

【事例】
高価な陶器を作業中に誤って落とし、割られてしまった。

トラブル④作業途中で現場放棄と脅し

【事例】
2トントラックで家財を運ぶ約束であったにも関わらず、軽トラックで作業にあたり全てを撤去出来なかった。期日があったために残りの作業は断ったが、当初契約した料金を払わなければ撤去した家財を送りつけると言われた。

トラブル⑤前払いで作業未実施

【事例】
前払いで料金を支払ったにも関わらず、事業者から「約束の日に作業できない。後日行う」という簡単なメールが届いた。
しかし、いつまでたっても作業が実施されず、返金もされていない。

トラブル⑥高額なキャンセル料

【事例】
37万の見積りで一旦は契約した。しかし、後日同様の内容を20万円でしてくれる業者を見つけたために最初の業者にはキャンセルを申し出たが、キャンセル料17万円を請求された。
キャンセル料についての事前説明はなく、納得できない。

トラブル⑦高額な追加料金

【事例】
見積り金額が14.1万円であったにも関わらず、32万円の請求があり、作業は完遂されておらずまだ荷物が残っている。

トラブル⑧手付金の未返却

【事例】
実施予定日まで2ヶ月以上あるにも関わらず、キャンセルしたが内金を返金してもらえない。

トラブル⑨不安な業者

【事例】
事業者から見積りが届き、33万円以上を前払いするように言われた。
金融機関で送金しようとした所、送金先が個人名の口座になっており、本当に送金しても大丈夫か不安である。

5.失敗しない遺品整理業者さんを選ぶ方法とは

悩む・心配する女性

ここまで遺品整理業者さんを選ぶポイントや、いろいろなトラブルについて解説してきました。

良い業者さんもたくさんいる中で、少なからず悪徳業者がいることや、気を付けなければならないトラブルがあることもお分かりいただけたと思います。

そんな遺品整理業者さんですが、結論、どのように選べば良いのでしょうか?

遺品整理業者を選ぶポイントは理解できたけど、具体的にどうすれば良いの?というあなたに、オススメのサービスをご紹介します。
それは、一括で複数の業者さんに相見積もりができるサービスです。

遺品整理の業者さんを選ぶために、相見積もりは必須です。

ここまでご紹介してきた色々なトラブルを避ける為にも、そして高額な料金で損をしてしまうことがないようにも、必ず複数社に相見積もりを依頼してください。

見積りは3社と示す女性

良い業者さんや、お値打ちな遺品整理業者さんに出会うためには、相見積もりが欠かせません。
しかし、相見積もりを自分でやろうとすれば、次のようなデメリットがあります。

・複数の業者さんを調べて連絡しなくてはいけない
・複数の、形式が違う見積りを比較検討しなければいけない
・何社にも同じような受け答えを繰り返さなければならない
・日程調整などを複数社とやり取りしなければいけない
・決めた会社以外にはお断りの連絡をしなければいけない

一括見積りとは、こんなデメリットのほとんどを担ってくれるサービスですから、利用しない手はありません。
また、見積りは完全に無料です。
さらに、仲介するコンシェルジュサービスの信用にも関わるため、基本的には優良な業者さんしか登録されていません。

もちろん、見積り依頼をした上で、自分達でやろう、更に別の業者さんにしよう、などと決めても構いません。

まずは遺品整理を始める第一歩として、ぜひ、便利な一括見積りサービスを利用してみてください。

6.遺品整理業者の選び方についてまとめ

遺品整理業者の選び方について色々と解説してきましたが、一番のポイントは相見積もりを取るということがお分かりいただけたと思います。

遺品整理とは、単なる不用品の処分ではありません。
大切な家族の、思い出がつまった大切な物を仕分けし、気持ちの整理をつけるための大事な作業なのです。

ただでさえ精神的にも肉体的にも大変なことが多い死後の整理です。

ぜひ、しっかり相見積もりをとって、安心して依頼できる業者さんを選んでくださいね。

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