親の死後、片付けはどうすれば良いの?実家の遺品整理について。

悩む中年女性遺品整理

親の死後、片付けについて悩んでいませんか?
親が亡くなった後の実家の片付けに悩んでいる人は、あなただけではありません

一昔前のように実家に同居することがほとんどなくなった現代では、多くの方が親とは別に生活をしており、親が亡くなった後の実家について、片付けの必要に迫られる人は多いのです。

親との関係が良かった方も、そうでなかった方もいらっしゃいますが、親の死後、実家の片付けをしなければいけないのは、相続人であるあなたです。

しかし、実家の片付けをしなければいけないと一言で言っても、人が暮していた家を丸ごと片付けるのはかなりの時間と労力を必要とします。

実際、どうやって親の死後、実家の片付けを進めていけば良いのかと言うと、その結論は
遺品整理のプロに頼むことです。

自分自身の日常生活を送りながら、別世帯の家の片付けはなかなか出来るものではありません。

しかし、実家の片付けをプロに依頼するとしても、今はまだ依頼しないでください。

親の死後の片付けには、色々と注意しなければいけない点があります。
ぜひ、この記事を最後までご覧頂いてから、業者さんに依頼するようにしてくださいね。

この記事でわかること
・親の死後、片付けは誰がすべきか
・実家の片付けで気を付けるポイントとは
・実家を放置しておくとどうなるか?
・失敗しない業者さんへの頼み方

>遺品整理の費用について

親の死後の片付けは、わたしがやるの?

私がやらなきやいけないのか悩む中年女性

親の死後、実家の片付けは誰がやらなければいけないのでしょうか?
それは、法定相続人であるあなたです。
つまり、一般的には亡くなった方の子どもです。

実家も、実家にある品も、基本的には相続する財産であり、それらは全て遺品と表現することができます。

遺品は、亡くなった人の相続をする人のものになりますで、相続人がその処理をしなければいけないのです。

もちろん、兄弟が何名かいらしゃれば、1人で抱え込む必要はありません。
ご兄弟で力を合わせて実家の片付けをしていけば良いのです。

しかし、中には遺産を受け取らない相続放棄を選択する方もいらしゃると思いますが、その場合は、原則遺品の整理をしてはいけません。
遺品の整理をしてしまうと、単純承認したとみなされる場合があるからです。

次からの項目で、詳しく解説をしていきたいと思います。

実家の片付けが進まないのは当然です。

断捨離のイメージ

親の死後、実家の片付けをしなければいけないとわかりながらも、なかなか手が進まない人が多くいらっしゃいます。

でも、それはある意味当然のことでもあります。

片付けなければいけない実家、つまり、あなたは同居しておらず、別世帯であることが多いと思います。

ということは、自分達の生活空間とは別の生活空間を整理し、片付けていかなければいけないということです。

ちょっと考えるだけでも、相当な作業が待っていることが想像できると思います。

遺品整理で出た荷物

テレビ、冷蔵庫、洗濯機、エアコンといったいわゆる家電4品目に始まり、ベッド、ダイニングテーブル、椅子、こたつや布団、タンスなどなど

納戸や押し入れに入っている様々な物も、いる、要らないの仕分けをして、不用な物については処分をしなければいけません。

何より、あなた自身にも自分の生活があり、実家の片付けは自分の生活と同時進行でやらなければいけないのです。

こうしたことを考えると、なかなか腰が上がらないのも無理はありません。

さらに追い打ちをかけるようで恐縮ですが、一般的に実家の片付けについて皆さんがお困りになっているケースをご紹介します。

・人手が足らない。力がある人がいない。
・実家と自分の家が離れているので、なかなか行く時間が取れない
・自分も仕事があり、片付けに行けるまとまった時間が取れない
・物が多すぎて、何から手を付ければ良いのか途方にくれる
・大きな家具や家電をどのように処分して良いのかわからない
・リサイクルショップなどで売りたいと思うけど、大きい物は運び出せない
・趣味の骨董品があるけど、自分達では価値が分からず処分して良いか迷う
・思い出の品がたくさんあり、整理が進まない
・兄弟で形見分けについて意見が合わない
・その他

ご家庭によって、まだまだ問題点はたくさんあると思います。
それくらい、親が亡くなった後の実家の整理、つまり遺品整理は大変な作業なのです。

ましてや、大変失礼ですがあなたも無理が効く年齢ではないと思います。
大きな冷蔵庫やタンスを整理して運び出せる自信はありませんよね。
仮に、ご主人や友人に手伝っていただいたとしても、です。

実際、多くの方が同じような悩みを抱えていらしゃいます。
実家の片付けがなかなか進まないのは、本当にあなただけではないのです。

もっと言えば、現代の日本は核家族化が進行し、また、子どもが少ない家庭が圧倒的です。
しかし、遺品整理なんて作業は、なかなか身内以外には頼れませんよね。

こうしたことも、自分達で遺品整理を進められない大きな要因の一つとなっています。

大変な損をするかもしれません。

驚く女性

親の死後、実家をそのまま放置しておいたら、実は大変な損をしてしまうかもしれません。

よくある事例をご紹介したいと思います。

損をする事例①有価証券などの期限切れ

今はほとんどの証券が電子化されていますが、実家の整理をしていると、大昔にかけた保険や、国債などの証券が出てくる場合があります。

家族も知らないうちに加入している保険などがあれば、一般的に保険金の請求権は3年となっていますので、早めの確認が必要です。

損をする事例②負債が増えていく?

負債のイメージ

まず、最も一般的な例として、実家が賃貸住宅だった場合です。
住んでいた親が亡くなっても、賃貸契約は解消されません。
その契約は、引き続き相続人であるあなたが引き継ぐことになるのです。

そのため、いつまでも退去せずにいると、家賃がかかり続けてしまう事になります。

また、同様の事例として、携帯電話、電気料金、ガス料金なども使わないにしても基本料金は払い続ける事になります。

次に、ちょっとレアなケースかもしれませんが、亡くなった親が投資をしていた場合です。

一番損をしてしまうケースとしては、なくなった時点で評価額はプラスだったのに、どんどん評価額が下がってしまうケースです。

追加証拠金

証拠金取引などをしていた場合では、最悪の場合、追証(追加で資金)が必要になる場合もあります。

さらに、親に借金があれば、当然その返済も相続人であるあなたの責任になってきます。

借金などの負債(マイナスの資産)が多い場合は、亡くなってから3ヶ月以内に相続放棄の決断をしなくてはいけません。

損をする事例③空家の放置は事件や事故の元?賠償責任も!?

責任を負うイメージ

実家が持ち家だった場合、片付けなど遺品整理はそこまで急がなくても大丈夫です。
しかし、空家のまま放置しておくと、固定資産税がかかり続けることに加え、次のようなトラブルの原因になるかもしれません。

・他人が勝手に入りこんで、中を荒したり家財を盗まれる
・他人が住み着く
・害虫やネズミなどが増え、ご近所にも迷惑をかける
・漏電などが原因で火災が発生し、最悪の場合近所に延焼する
・老朽化した家が原因で朽ち落ちた外壁や屋根などが隣の家や通行人に当り、損害賠償を求められる

今や全国的に空家が増え、これらの問題はあなたに限らず多く家庭の問題にはなっています。

だからといって、自分の実家がそうなって良いわけではありせんので、早めの対処が必要なのです。

実家を片付ける時に、まずすべきこと。順番に説明します。

ステップのイメージ

親の死後、実家をそのまま放置しておくことは、色々問題になるという事はお分かりいただけたと思います。

では、実家を片付けていく時に、すべきことはなにか?という事について、順番に解説していきます。

①遺言書やエンディングノートの捜索

遺言書の有無

まずは、遺言書やエンディングノートなど、故人の遺志を記した物がないか確認しましょう。
そうした物が出てこれば、その後の片付け作業はその遺志を尊重して進めなければいけません。
なお、遺言書が出てきた場合、公正証書遺言はその場で開封しても構いません。

しかし、それ意外の遺言書(自筆証書遺言・秘密証書遺言)については、家庭裁判所で検認してもらう必要がありますので、勝手に開封してはいけません。

②有価証券や証書、契約書、年金手帳などの捜索

年金手帳

先ほども少し触れましたが、ものによっては大変な損をしてしまう可能性もありますし、今後の手続きなどに必要な物もあると思います。

紙の処分は簡単にできますので、まずはちょっとでも大事そうな書類関係は、失くしてしまう前に整理しておきましょう。

③宝飾品や貴金属、趣味の物、アルバムなど思い出の品を捜索

古いアルバム

書類や証書などの重要物の確保が出来ましたら、宝飾品や貴金属、骨董品などの価値の高い物があれば、除けておきましょう。
また、アルバムなど思い出の品も一緒に出てくると思いますので、これも除けておきます。

ただし、遺品整理のコツとして、ここでアルバムなどの中身を見始めてはいけません。
懐かしいのは分かりますが、これが作業が進まない大きな原因の一つでもあるのです。

まずは、除けておくだけ。
思い出の品は、全ての片付けが終わるか、自分達の作業が終わるまでは見ないようにするのが無難です。

④相続方法を決める

さて、ここまでの作業で亡くなられた方の資産や負債がどれくらいあるのか、だいたい把握できて来たと思います。

相続には、単純承認限定承認相続放棄の3種類の方法があります。

故人の資産が、プラスの財産が多ければ特に何もせず単純承認すれば良いのですが、マイナスの資産(借金など)があれば、プラスの資産の範囲内で相続する限定承認か、すべて相続しないという相続放棄かを選ぶ必要があります。

この選択は、相続が開始された事を知った日、つまり、亡くなった日から3ヶ月が期限となっています。

遺品の整理や財産目録を作成し、どの方法で相続をするのが一番良いのか検討しましょう。

⑤不用品と残す物の行き先を決める

必要不要の仕分け

色々と仕分けができてきたと思いますが、次にすべきことは、家具や家電、その他の遺品について、不用品と残すものを決める事です。

また、それぞれ行き先を決める事も大切です。

まず不用品ですが、単純に処分する方法と、リサイクルショップなどで買い取ってもらう方法とあります。
リサイクルショップ等に持ち込めば、処分費がかからないうえに、いくらかの現金になる可能性もあります。

ただ、わざわざリサイクルショップに持って行ったけど、どれも査定が付かず、買取も引き取りもしてもらえない場合もあります。

これは実際に持っていってみるしか分かりませんので、ある意味“賭け”です。
もしかしたら、骨折り損のくたびれ儲けになってしまうかもしれません。

残す物については、自分達が使う、形見分けで誰かに引き取ってもらう、寄付するなどの方法が考えられます。

どれが自分達にとって最適な方法か、検討してみると良いでしょう。
思い出の品ばかりだと思いますので、大切に使って頂ける方がいらっしゃるのであれば、ぜひ長く使ってもらいたいものですね。

⑥搬出・移送・処分の作業

パネルバン・トラック

残すもの、どこかに運ぶもの、処分する物を実際に仕分け作業をしながら、部屋の片付けを進めていきます。
大型の冷蔵庫や洗濯機、テレビ、タンス、ベッドなどはトラックがないと運べないと思いますので、必要に応じてレンタカーなどを手配しましょう。

引っ越しと同等か、それ以上の作業になりますので、荷物の量や家の間取り、2階以上の部屋があるかなど条件によって異なりますが、何名か男性の人手があると良いと思います。

処分する物がある場合は、引き取ってもらえる処分場やクリーンセンターなどに、事前に確認をしてから出向くと良いでしょう。

⑦清掃作業

汚れた部屋

特に賃貸の場合や、その後だれかが住んだり貸したりする場合は、必ず清掃作業が必要になります。

継続して住めないほど古くて痛んでいるのではあれば、解体することも考えなければいけないと思いますが、その場合は安易に解体を選ぶのではなく、そのまま売却できるか確認もすると良いでしょう。

実家の片付けを自分達でする?プロの業者に頼む?

気持ちの良い男女スタッフ

さて、実家の片付けについての手順をご説明してきましたが、こうした作業を自分達で行うべきか、それともプロに頼むべきか悩んでいるあなたに断言します。

必ず、遺品整理のプロに頼むべきです。

その理由は、圧倒的にラクで早いからです。

また、費用についても、確かに自分達で行う方が安く済ます事はできますが、時間と労力とを天秤にかけてみると、遺品整理を業者さんに依頼しても、高過ぎることはないと思います。

仮に自分達で遺品整理を行うとなると、意外とこまごまとした出費が必要なことが分かります。
例えば、作業用の軍手、ゴム手袋、ゴミ袋や段ボール箱、トラックのレンタカー代もかかります。清掃道具や洗剤なども必要です。

自分達で持ち込めば安いとはいえ、処分品の処分費もかかります。

実家が遠方であれば、交通費や宿泊費、作業中の外食代も必要です。

ギックリ腰・腰痛

何より、慣れない作業で腰を痛めたりケガをしてしまっては元も子もありません。

このような諸々の苦労や必要な時間、費用を考えれば、あなたにオススメなのはプロに頼む、この一択です。

では、遺品整理をプロに頼むときの方法について、次の項目で解説していきますね。

失敗しない遺品整理業者さんの選び方

遺品整理業者さんは、普段お願いすることがないだけに、どんな事に気を付けて依頼すれば良いのか分からないことが多いと思います。

もちろん、色々と注意点はあるのですが、端的に言えば、

相見積もりをして選ぶこと

これが最も大切なことです。

遺品整理は、どの業者さんもある程度基準となる料金は掲載しているものの、
実際には
・家の間取り
・荷物の量
・道路の幅
・1階だけなのか、2階以上の部屋なのか、
・エレベーターはあるか?
・家のそばにトラックを止めておけるか?

このほかにも、料金が変動する要因がいくつもあります

そして業者さんによってサービス内容にも違いがあります。

見積りは3社と示す女性

ですから、かならず3社以上の業者さんに見積りを依頼しなければいけません。
できれば5社以上を推奨します。

でも、簡単に相見積もりと言っても、どうやってそれだけ複数の業者さんに依頼したら良いか困ると思います。

そこでオススメしたいのが、一括で複数の業者さんに見積りを出してもらえるサービスの活用です。

見積りは無料ですし、相見積もりを依頼する時に面倒な、複数の業者への連絡や取りまとめ、断りの連絡などを代行してくれますので、とにかく安心です。

繰り返しになりますが、遺品整理業者さんを選定するコツは、相見積もりです。
失敗したり損をしてしまうことがないように、かならず相見積もりを取るようにしましょう。

親の死後の片付けについてまとめ

この記事では、親の死後の片付けである遺品整理について次のような内容を解説しました。
・親の死後の片付けは、相続人がしなくてはいけない
・実家の片付けを放置しておくと、大変な損をしてしまう可能性がある
・実家の片付け・遺品整理の手順について
・遺品整理をプロに頼む時のコツ

死後の片付けは本当に大変な作業です。
しかし、いつまでも放置しておくわけにはいきません。

ここでご紹介したことを参考にしていただき、早めに進めていくことをお勧めします。

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